心療内科・精神科Psychosomatic medicine & Psychiatry

当院では、精神疾患の中で近年特に頻度が高い「うつ病」「認知症」「適応障害」「統合失調症」「成人期のADHD」の診療を行っております。
気になる症状がございましたら、ぜひ一度受診してご相談ください。

うつ病Depression

気分の落ち込みや、何をしても晴れない嫌な気分、空虚感・悲しさなどに突然襲われることがあります。
また、以前まで楽しめていたことにも楽しみを見出せず、感情が麻痺したような状態になっている場合、うつ病にかかっている可能性があります。

うつ病にかかると、精神的な症状だけでなく、便秘や下痢、頭痛、肩こり、めまい、手足のしびれといった身体的症状が発症することもあります。
こうした症状は内科の診察では異常が見つからず、適切な治療ができないまま長期間苦しんでしまうことが多いです。内科治療で改善しない場合は、お早めにご相談ください。

うつ病の治療は、症状に合わせて薬物療法、精神療法、認知行動療法などを組み合わせて行います。まずはご本人様の現在の状態を医師へお伝えください。

うつ病

認知症Dementia

もの忘れ自体は老化に伴ってみられる現象ですが、それが日常生活に支障をきたすような場合は認知症かもしれません。もの忘れ以外にも、性格の変化や幻覚、うつなど様々な症状が出てくることがあります。

認知症をきたす病気にはアルツハイマー型認知症や、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、脳血管性認知症などがありますが、ビタミン不足や甲状腺機能低下症など、内科的な病気のために認知症のような症状がみられることもあります。

気になる症状のある方はお早めにご相談ください。

認知症

適応障害Maladjustment

適応障害は、ストレスや圧力に対する適切な対処が難しい状態を指します。通常、人は新しい状況や困難な状況に適応し、日常生活を維持する能力を持っていますが、適応障害の場合、この能力が低下し、身体的・精神的な健康、また社会的な面で悪影響を及ぼすことがあります。

主な特徴は、持続的な不安、抑うつ、ストレス、身体症状の増加などです。これは、仕事、学業、家庭生活、対人関係など、様々な生活領域に影響を及ぼす可能性があります。適応障害の原因は多岐にわたり、職場でのプレッシャー、家庭内の問題、トラウマ、健康上の問題などが含まれます。

適応障害の治療には、心理療法、薬物療法、ストレス管理技術、ライフスタイルの改善などがあります。早期の診断と専門家による適切なサポート、治療が重要です。心当たりがある方はお早めにご相談ください。

適応障害

統合失調症Schizophrenia

統合失調症は精神疾患の一種で、感覚や思考、感情、行動に深刻な障害を引き起こす疾患です。
「誰もいないのに悪口が聞こえる」「常に誰かに見張られている」「自分の考えがみんなに伝わっている・他人の考えが自分に伝わってくる」「内蔵がとける感じがする」「頭に何か入ってくる」といった症状がある場合は注意が必要です。

発症年齢は男性18〜25歳、女性25〜35歳と言われており、前触れとして上記のような症状に似た妄想や不安感を感じることがあります。
統合失調症は進行性の疾患ですので、早期発見、早期治療が非常に重要です。少しでも当てはまることがある場合は、お早めに受診してください。

統合失調症

成人期のADHDADHD in adulthood

ADHDとは子どもに見られる疾患の一つですが、ADHDの症状の一部は大人になっても無くならないことが多く、仕事や社会活動に支障が出ることがあります。

「うっかりミスが多い」「一度に複数の指示をされると忘れてしまう」「複数の仕事を同時に処理することが苦手」「複数の会話(会議など)になると話に集中できない」「スケジュール管理ができない」など、あまりに頻度が高い場合、ADHDの症状である可能性があります。

ADHDは、主に内服での治療が可能です。快適な生活を送るためにも、症状に心当たりのある方はぜひご相談ください。

成人期のADHD